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平和堂マイ・デイリー・ライフ

2022/04/19

NPO法人音楽療法の会さざなみ所属

一般社団法人日本音楽療法学会認定音楽療法士でいらっしゃいます
中村美帆さんにお電話でお話を聞きました😊☎

音楽療法と聞くと、一般的には、癒し系のヒーリング音楽を聴いて、
ゆったりとリラックスする、というイメージがあると思いますが、
そうではなく、音楽療法を受ける人が、歌を歌ったり
簡単な楽器を演奏する、などしながら、音楽を通じて
健康や社会生活を営む上での問題を解決しよう、とするものなんだそうです🎶

例えば、音楽には「脳を活性化する」という働きがあります、
そこで、認知症の高齢者の方を対象にした音楽療法では、
高齢者の方が若い頃に親しんだ歌を、一緒に歌うという方法があるそうです!🎼

「青い山脈」という歌が昔大ヒットしましたが、
そんな歌を歌うと、その歌が主題歌になっていた映画のことや
その頃の自分や友達のことなど、歌を歌うことをきっかけに
いろんなことを思い出されるとのことです☺

そうすると、これまで認知症のために、

表情を失い、ふさぎこんでいた方が、気持ちが明るくなり、

いきいきと前向きになれるそうです🎵
それによって、認知症であっても、よりよい生活が送れるようになる、
というのが、音楽療法なんだそうです🎹

また、障害のある子どもさんを対象にしたプログラムもあるそうです👦👧
例えば発達障害で、自閉的な傾向があって、

一つのところにじっとしていられないという傾向のある

お子さんに対する音楽療法では楽器の演奏を取り入れることもあるそうです🎸
太鼓とマラカスを子どもさんに担当してもらい、

太鼓を鳴らすときはここに座る、

マラカスを鳴らすときは、別の場所に座る、というふうに
ルールを決めて、楽器演奏をすることで、

社会のルールに合わせる、ということを身につけることができ、
集団生活に馴染んでいくことができるようになるそうです🙆

また、中村さんの所属する「さざなみ会」では

施設等で音楽療法を受けている方を対象にしたイベントなのですが、
2018年から年に1回、「みゅうじっくぱあく」という音楽発表会を開催していらっしゃいます。
「しょうがいのある者も健常な者も一緒に音楽を楽しもう」をコンセプトに、
ピアノやエレクトーンの演奏の他、普段やっている音楽療法活動の中から
ドラムの演奏やハンドベルの演奏、歌唱など、
様々な形で日頃の成果を発表できる場として始まったもので、
今年は、7月に開催する予定だそうです🙌

そして、高齢者向け、障害のある子ども向けに、

施設などで活用してもらえる音楽療法の動画を、ユーチューブで配信していらっしゃいます。
「みんなのみゅーじっくるーむ」というチャンネルで、ご覧いただけますので
そちらも、活用してみてください!
https://youtube.com/channel/UCK5_6fznxOFHNIqmkpHRndg

中村さんの所属するNPO法人音楽療法の会さざなみについては、
フェイスブックページが開設されていますので、そちらをぜひご覧ください!