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平和堂マイ・デイリー・ライフ

2021/05/19

平和堂マイ・デイリー・ライフ

本日は高校の教師から海女さんに転職し、
海の環境と共に伝統の仕事を守る
本田 藍さんに電話でお話を伺いしました。

 

“海女さん”といえば、2013年に『あまちゃん』というドラマがありましたね♪

 

大津市出身の本田さんは、3年前まで、高校の(生物)教師をされていました。

生徒の生活指導をきっかけに、地域おこし協力隊の募集を見つけ、
もともと海に興味があり、「海女さん」のように伝統ある仕事を守っていくという所にひかれ、
3年前に滋賀から福岡県宗像市(鐘崎地区)に移り、教師から海女さんに転職されました。

 

実は、宗像市の鐘崎漁港は“海女の発祥の地”
全国有数の水揚げを誇る天然トラフグをはじめ、
アマダイ、アワビ、アラ、ヤリイカなど高級食材の宝庫!!
あの『魏志倭人伝』にも弥生時代の素潜り漁の様子が記載されているそうです!!

 

海女さんはそれぞれ個人業種だそうで、海に出る時はそれぞれの船で出港して
パートナーや家族が乗って操縦する海女さんもいれば、自分で操縦して海に潜る方もいて、
本田さんは船の免許を持っていて自ら操船して海に潜っています。

 

ドラマの「あまちゃん」では、ウニをよく採っていましたが、
地域によってルールが違うのですが、鐘崎では、
2〜4月はワカメ・メカブ漁、4〜6月はウニ漁、
6〜9月はアワビ・サザエ漁、12月はナマコ漁など、
1年の内で時期ごとに採れるものが磯組合で決められており、
(10〜11月、1月は休漁期間)
採るのはウニだけじゃないようです!!

 

そんな鐘崎漁港ですが、年々海女さんの数は減ってきており、
1900年代初頭に200人ほどの海女が活躍されていましたが、2017年には60歳代の1人だけに、、、

「海女さんの火を消してはならない!」ということで
鐘崎に住んで伝統の漁を体験し、海女文化を学び伝える“地域おこし協力隊”を募集、
そこに本田さんは手をあげられました。

 

番組では、本田さんが海女に転職した動機や現在の活動、
そして今後の展望についてお聞きしました〜