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平和堂マイ・デイリー・ライフ
2021/07/28
本日は米原で生木専門の小さな木工所「スーパー生木ラボ」を開く
鈴木孝平さんにリモートで出演していただきました。
鈴木さんは、小さな木工所「スーパー生木ラボ」で
米原の生木を使った食器などを制作や生木の流通、
生木を多くの人に知ってもらうための、ワークショップも開催されています。
あまり聞き馴染みのない「生木(なまき)」という言葉ですが、
生木とは、伐採したばかりのまだ水分を多く含んだ状態の木のことで、
建築用の材木は基本、山から原木市場へ運ばれて、そのあと製材所で乾燥させて使います。
ちなみに生木を使う木工をグリーンウッドワークと言い、
日本国内外で昔から行われてきた木工のジャンルのひとつ。
日本ではマイナーな存在ですが、北欧やイギリス、アメリカなど欧米諸国では、
非常に根強い人気を誇る木工ジャンルなんだそうです!
鈴木さん曰く、生木は乾燥させた材木と違って、木が柔らかく加工しやすく、
乾燥する時にフワッとぐにゃっと木が動くのも特徴で、
陶芸の焼き上がりに繋がる部分があるそう。
鈴木さんの作る木工の工程は大胆で、
例えば、丸太から作る「生木のしゃもじ」だと、
1:丸太を斧で割る
2:下書きに沿って斧で荒削り
3:削り馬で表面を滑らかにする
4:ストレートナイフで仕上げる
と手作業で作られています。
他にも番組では、鈴木さんが生木での木工制作に関わる道のりについて、
米原でのスローライフについてお話をお聞きします。