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平和堂マイ・デイリー・ライフ

2022/05/31

今日は、「読書」について取り上げました📚

滋賀県は、図書館の県民一人あたりの
貸し出し冊数が全国一位、という「図書館好き」の県として知られていますが、
それでもなかなか読書体験につながれない人がいます。
そんな中、動き出した滋賀県の「読書バリアフリー」について
滋賀県教育委員会 生涯学習課の 石田 万貴さん
お電話をおつなぎして、お話をお伺いしました😊

石田さんはこの春から新しく始まった

「滋賀県読書バリアフリー計画」を担当していらっしゃいます。

読書に対するバリアというのは、例えば図書館という建物をバリアフリー化する、

ということではなくて、さまざまな障害のために、

読書が不自由で、本を読みづらい状況にあることをいうそうです。


例えば、視覚障害のために本が読めない、という方や、
手に障害があって、本のページをめくることが難しい人、
発達障害や知的障害のために、活字の本を読むのが困難な人、など
読書体験に対するバリアというのが、あるんです😯

県の計画では、3つの基本方針で進めることとなっているそうです
一つ目は「そろえる」、障害のある人も読むことのできる書籍を
数多く集め、充実させること、

二つ目は「届ける」、どこに住んでいても、障害の特性にあった書籍を
提供できる体制を整えること、
三つ目は「支える」、障害がある人が読書できる利用環境を整え、
IT機器などの使い方を教えるなどの活動を通して、読書体験を支えること、

を方針として挙げています🙌

「滋賀県読書バリアフリー化計画」は、五か年計画として企画されています🙆
ただ、本というのは、一度整備すればそれで終わりということには
できないもので、毎月、新しい本が次々に出版されていく状況が続いていきます。
それに応じて、新刊についても、視覚障害者など、障害のある人も
楽しめるような体制を、作っていく必要があります💪
これからの5年で、その土台作りをしっかりとしていきたいと考えているそうです😄

読書バリアフリー化は「障害のある人のため」という線引きを超えて、

どんな人でも、自分にあった読書ができるような環境を整える、

という意味があると考えているそうです。
この「バリアフリー化」をきっかけに、県民のみなさん全体に、
さらに新しい読書体験が広がっていくといいなと思っているそうです!

今日ご紹介いただいた、滋賀県の「読書バリアフリー計画」については、
滋賀県のホームページに、詳しく紹介されていますので、
興味のある方は、ぜひそちらもご覧ください📔
https://www.pref.shiga.lg.jp/edu/katei/syogai/321017.html