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平和堂マイ・デイリー・ライフ

2022/07/12

もうすぐ、子どもたちのとっては楽しみな「夏休み」が近づいてきましたね!
でも、その一方で「夏休み」はしんどい、楽しみじゃない

という境遇にある子どももいる、ということをご存知でしょうか?
今日は、そんな子どもたちを支援している
特定非営利活動法人 こどもソーシャルワークセンター 理事長の
幸重 忠孝さんにお電話で、お話をお伺いしました😊📞

「こどもソーシャルワークセンター」は、

大津市の三井寺の近くに一軒家を借り切って、
2016年から、子どもの居場所づくりに取り組んでいらっしゃいます🏡
「昼の部」の「ほっとるーむ」と、「夜の部」の「トワイライトステイ」という
大きな二本柱の活動です。

「昼の部」は、平日は学校にいきにくい子どもが過ごせる場所、
土日は、おうちに居場所のない子どもが過ごせる場所を提供
「夜の部」は午後5時から9時まで、家に居場所がなかったり、
家で過ごすのがしんどい子どもたちが、自由に過ごせる場所として運営し、
スタッフとともに夕食を食べたり、近くの銭湯に行ったり、
あとは自由に、家で過ごすようにゴロゴロして過ごしていい、という場所になっています😌

家に居場所がない、という子どもたちを対象にした活動としては

「子ども食堂」が全国的に広がっていますが、
「こどもソーシャルワークセンター」の夜の部の取り組みでは、

登録制で、人数を絞っていらっしゃいます。
大きく広げていこうという思いは、持っておられないんですか?

「子ども食堂」は、必要とされている取り組みで、

とてもいいことだと思っていますが、

たくさんの子どもを集めて、食事や居場所を提供する、という形は、

どうしてもイベント的になり、
一人ひとりの子どもとの関わりが、薄くなってしまうそうです。
しかし、しんどさ、生きづらさを感じている子どもが
必要としている支援は、一人ひとり、違っているので
オーダーメイドの支援をしていく必要があります🙆
そのためには、一度にたくさん集まる、という形ではなく、
同様の取り組みをする拠点を増やしていくことで、社会に広げていきたい、
と考えていらっしゃいます💪


オーダーメイドの支援とは、例えば、もう夏になって暑くなってきたのに、

いつまで長袖の服を着ている子どもがいる子がいて、

夏用の服を、親から用意してもらえない状況なんだそう。
そこで、身長160センチぐらいの

子どもの夏の服を提供してくださいとSNSで呼びかけると、

それに応じて服を届けてくれる人が出てきてくれるんだそうです👕
そのように、一人ひとりの置かれた状況にあった支援をするには
少人数と、じっくり関われる環境が必要だと考えているそうです!

私たちにも、そうした子どもたちの支援のために、

力になれることが、三つあります。
まず一つ目は「知ってほしい」ということだそうです!

ヤングケアラーという言葉が出てきて、最近注目されるようになりましたが、
家で親やきょうだいの世話をしなければならず、

しんどい思いをしている子ども、親から十分、養育してもらえない子どもは、

気づいていないだけでみなさんの身近なところにも、どこにでもいる、

ということを、知ってほしいです👦👧


二つ目はなんでしょうか?
「知ったことに対して、自分がやれることを考えてほしい」ということです!
何か自分もできることはないだろうか、と思ってくださったら、
寄付であったり、必要なものを寄贈したり、
あるいは、自分の得意な分野のことで、ボランティア活動をするなど、
様々な支援の形がありますので、
自分のできる範囲で活動をサポートする、ということを、
考えてみるのがいいそうです👍

三つ目は、ハードルは高くなりますが、思いがあって、

自分も子どもたちのために、支援する活動に取り組みたい、という方は、

「自分で、子どもが安心できる居場所をつくる」ということです、
家にいづらい、居場所がない子どもが、週に一度でも、安心して
自由にゴロゴロ過ごせる場所、大人に構ってもらえる場所が
地域にもっと、必要だと考えていらっしゃいます。
近所の子供を招いてご飯をふるまうなど、

小さなことから立ち上がってみてはいかがでしょうか?

幸重さんが運営する「こどもソーシャルワークセンター」の取り組みについて、
詳しくは、ホームページで見ることができます。
自分にも、何か力になれることはないかな?と思った方は、
ぜひ、アクセスしてみてください。
http://cswc2016.jp/index.html