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平和堂マイ・デイリー・ライフ
2022/08/16
今日は、湖東三山のひとつ金剛輪寺住職の
浜中 大樹(はまなか・だいじゅ)さんにお電話をおつなぎして、
身近な「お地蔵さん」の文化について、お話をお伺いしました😊📞
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金剛輪寺は、西暦741年に、聖武天皇の勅命により、
東大寺の大仏建立にも力を尽くした行基が開いたお寺…という深い歴史があります。
ご本尊の観音様は、行基が自ら彫ったもので、拝みながら彫っていると
一筋の血が流れ出したため、そこで仏像に魂が宿った、として
彫るのをやめた、と伝わる、生身の観音と呼ばれる秘仏です。
本堂は鎌倉時代末期に建立されたもので、
その隣にある三重塔をはじめ、多数の重要文化財があります!👀
また、安土桃山時代から江戸時代に造られた、広い庭園もあり
国の名勝に指定されています。
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また、金剛輪寺には「千体地蔵」といって、
本堂に続く参道沿いに、2000体ちかくのお地蔵さんが並んでいます😊
これは、全国から観光客が来られるようになったころ、
境内にあるお地蔵さんを見て、
病気や事故など、さまざまな事情で子どもを亡くされた方が、
自分の子をここで供養したい、と願い出てこられて一つひとつ建立されたそうです。
東北から九州まで、全国各地から、希望する方が出てきて
今では1900体あまりにまでなった、というものだそうです。
40年ほど前までは、医療がまだ発達途中だったため、
まだ日本では子どもの死亡率が高く、病気で命を落とす子どもも多かった、という
時代背景があったのだと思われます。
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昨日でお盆はおわりましたが、あと一週間ぐらいすると、
各地で「地蔵盆」が開かれると思います🌄
地蔵盆は、だいたい8月24日の前後に行われますが、
仏様には「縁日」があって、観音様なら18日、お不動様なら28日など
月ごとにお祀りをするならわしがあります。
お地蔵さんの縁日は24日ということと、お盆から10日たって、
あらためて、子どもたちを見守っている、地域のお地蔵さんを飾り付け、
すこやかな成長を願う行事として地域で営まれているものです。
仏教が花開いた京都を中心に、主に関西で行われている行事です🙌
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「地蔵盆」もそうですが、少子高齢化や過疎化の影響、
さらにここ2年はコロナの影響も広がって、
地域のお寺や神社のお祭りも、担い手が少なくなり、
存続が危ぶまれる状況になっているところも多く、
そんな中、ことしは3年ぶりに開かれる、というお祭りや行事も多いんだそうです。
ぜひこの機会に、改めて地域や人のつながりの大切さを
感じて、次の世代へつなげる形を作っていってほしいですね😌
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ご紹介しました「金剛輪寺」について、詳しくはホームページが開設されています。
自然豊かな境内、1900体のお地蔵さんが出迎えてくれる参道を歩いて
「ほっ」とするひとときを過ごしてみても、いいかもしれませんね。
http://kongourinji.jp/precinct/index.php