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平和堂マイ・デイリー・ライフ

2022/12/13

今朝は、昨年の11月にご登場いただいた、

「滋賀骨髄献血の和を広げる会」のメンバーで
自らもドナー提供者となった中村圭太さんに
お電話でお話をお聞きしました😊

昨年出演時は、NHK朝のドラマ「スカーレット」のモデルとなった
甲賀市の陶芸家、神山清子(こうやまきよこ)さんが、

長男の賢一さんの白血病がきっかけで骨髄バンクの設立者となったことをご紹介するとともに、
中村圭太さん自身も一昨年、ドナーの提供者となった、ということで
ご自身の体験をもとに、「骨髄バンク」登録への呼びかけを含めて
「骨髄バンク」はどういったシステムなのかをお聞きしました。
今回はその後の中村さんの2回目のドナー体験を含めてお聞きしました🙆

中村さんは、今年2回目のドナー提供者になったとのことですが、

昨年お聞きした時は、適合するドナーが見つかる確率は兄弟姉妹の間でも4分の1、
血の繋がっていない他人になると数百~数万分の1とのことでした。
現在の骨髄バンクドナー登録者数は日本全体で54万人(2022年10月末現在)。

1年間のドナーの骨髄提供数は大体毎年1,000~1,300件。

つまり、提供する割合は登録者1,000人のうちで毎年2人程度。

なので、1年半のうちに2回というのはかなり稀なケースだと思われるそうです👀

骨髄移植までの手順は1回目とほぼ変わらなかったそうです。
ドナー候補者になった通知 → ドナー選定のための検査 →

決定通知 → 家族同席の最終同意 → 術前検診・医師説明等 →

自己血採血 → 入院(骨髄採取) → 退院 → 術後検診 という流れになります。

検査や自己血採血は大体半日くらいで行われます。

入院は4日間で、2日目に骨髄採取。術後は3時間絶対安静。

その後はゆっくりと動き出し、翌日には普通に歩いてOK。

痛みは1回目より少なく、打ち身のような鈍い痛みがあるだけだったそうです。

退院時には、荷物を持って普通に徒歩と電車で帰宅できました。

2週間後の術後検診以降は、趣味のランニングも再開できたそうです👏

中村さんの場合、

ドナー選定の検査や術前検診、骨髄採取前後の入院、術後検診で

合計7~8日間は病院に通ったそうです🏥
(ただ、検診は朝一番にしてもらい、その後仕事に行けるようにしてもらったり、

入院日に土日をからめてもらって職場への影響を最小限にしたりなどの配慮は聞いてもらえたそうです。)

若い人の登録者を増やしたいものの、仕事やプライベートなど、

多忙な時間を割いて通院する負担があるなど、課題もあります。
県内の市町では、骨髄ドナーに対して助成金制度を設けている市町もあります!

その場合、通院日数に応じて、ドナー本人と所属する会社や事業所に対して

助成金が支給される場合があります💪

詳しくはこちらをご覧ください👇

骨髄バンク事業|滋賀県ホームページ (shiga.lg.jp)

中村さんは、「自分が誰かの命を助けるお手伝いが出来た」というドナーの経験は、

自分自身の人生観を変えるくらいの出来事であったそうで、

自分の骨髄から造られた血液を使って共に生きている人がいるというのは、

これから自分が生きていく上でも大きな励みとなってくれると思うとお話しています🌱

ドナーというのは簡単に決断できることではないかもしれませんが、

一人でも多くの人にドナー登録をしてもらい、一人でも多くの患者さんが笑顔になれるよう、

命をつなぐ輪が広がってほしいと願っています😆
詳しいことは「ドナー登録のしおり チャンス」をご覧ください。
ドナーのしおり/
https://www.jmdp.or.jp/reg/chance/chance_web.pdf