公式ブログ
平和堂マイ・デイリー・ライフ
2022/12/20
今回は、実は地元の人もよく知らなかった、
彦根城・城下町の「足軽屋敷」を、
インターネット上で見学できる取り組みを始めた、
NPO法人彦根景観フォーラム・副理事長の 笠原啓史さんに
お電話をおつなぎして、お話をお伺いしました📞😊
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今年8月末に立ち上げられた「バーチャル資料館」は、
彦根の城下町に残る「足軽組屋敷」の内部の様子を、
インターネット上の動画で見ることができる、バーチャル資料館です💻
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彦根の城下町には、「足軽屋敷」と呼ばれる下級武士の屋敷が並ぶ一角があり、
幕末には700軒ほどもあったといわれています🏯
現在はそのうち、およそ30軒が残っており、
その魅力を広く発信して知ってもらおうと、
クラウドファンディングで支援を募って制作したとのことです!
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足軽というと下級の武士で、庶民的な存在でしたが、
武士なのでその住まいも武家屋敷の形式で建てられてり、
木戸という門構えと庭のある、今でいう3DKの間取りの
こじんまりした住宅です🏡
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彦根城下町に残る足軽組屋敷の何軒かは、現在も住まれていたり、
お店になっているなどしているそうですが、
毎年秋に、一般公開のイベントを行っていました😊
ところが、コロナ禍でイベント開催ができなくなったため、
ユーチューブを使って情報発信をしていこう!ということになり、
映像制作のための資金を、クラウドファンディングで募ったところ、
目標金額の45万円を大きく上回る、90万円以上の寄付が集まったことから、
動画を制作し、バーチャル資料館として公開を始めたそうです!✨
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現在、足軽組屋敷の中で彦根市指定文化財となっている7軒を、動画で紹介しています
屋敷の間取りや、江戸時代当時の暮らしぶりがわかるよう、
彦根景観フォーラムのスタッフや、彦根辻番所の会の案内ボランティアが
内部を案内しながら、解説しています🙆
また、よりリアルに足軽の暮らしを感じていただけるよう、
辻番所と旧磯島家住宅の内部を、画面上で自由に移動できる
「3Dウォークスルー」も楽しめます💪
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この動画で紹介された足軽組屋敷の中には、
ローチョコレートを扱うカフェやギャラリーとして活用されているところもあり、
こうした店ができることで、若い人が訪れてくれるようになってきているそうです👌
歴史ファンはもちろんですが、こうした古い町並みの残る場所に移住したい!
という若い世代にも、ぜひバーチャル資料館を見てもらいたいと考えているそうです!
彦根景観フォーラムが立ち上げた「バーチャル資料館」は、インターネットで
「彦根 バーチャル資料館」で検索すると、専用サイトが見られますので
興味のある方は、ぜひ、実際の動画をご覧ください👀