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平和堂マイ・デイリー・ライフ

2023/08/22

今日は、琵琶湖で釣りを楽しむのに役立つウェブアプリについて、
滋賀県 水産課の礒田んに、お電話でお話を聞きました😊📞

磯田さんは水産課の漁政係で、漁業制度や漁業調整に関すること、

漁業の船の登録や取り締まり、

漁業権の規則に関することなどについて、担当していらっしゃいます🐟
漁業の分野では、びわ湖は「海」という扱いなんですが、
そのほかに「内水面漁業」といって、川での漁業についても担当しているそうです。
また、最近特に力を入れている「スマート水産業」の取り組みも担当しています💁

「スマート水産業」とは

スマートフォンやAIなどの技術を使って漁業をデジタル化し、
水産資源を持続可能な状態に保ちながら

成長、発展させていこう、という取り組みです💪


例えば、滋賀県では、全国に先駆けて
漁業者向けのウェブアプリ「湖レコ」を昨年4月から運用開始したそうです👀
これは、漁師さんが、スマホで漁獲量を申請できるというシステムで、
これまで紙媒体で行っていた、漁獲情報の報告をデジタル化したことで、
データ収集と分析が迅速にできるようになっただけでなく、
漁師さん自身も、自分のデータを集計したり分析することができるようになりました📊

そして、今年5月末にリリースした「遊漁の電子手帖 FiShiga(フィッシガ)」
琵琶湖や、滋賀県内の河川で釣りを楽しむ方のためのウェブアプリです😄
「遊漁」というのは、漁業を職業としない一般の人が、釣りをしたり
魚介類を採ったりして楽しむことをいいます。
このアプリでできることは、大きく分けて二つあります。
一つは「遊漁のルールを調べる」こと、
もう一つは「禁止区域等をマップで調べる」ことです🔎

ルールの例を挙げると、

実はアユは、捕ってはいけない「禁漁期間」が滋賀県内全域で設定されています。

アユの産卵を保護するためで、
禁止期間は8月21日から11月20日までです。
ただし、8月31日までは竿釣り、手釣り、手づかみ、タモ網でなら
採ってもよいことになっています。
釣りを楽しむ以外にも、たとえば琵琶湖岸や県内の川の近くで
キャンプを楽しんでいる際に、アユを手づかみで採って、焼いて食べるということもあるかと思いますが、
9月以降はできなくなりますので、
9月の連休に、琵琶湖岸や川辺でキャンプをする方は注意してください!

また、「フィッシガ」のマップを表示すると、様々な区域が示されます。
こうした場所は、現場に行っても、禁止区域が表示されているわけではなく、
釣り禁止の措置は時期によっても変わってくるので
今まで、とてもわかりにくく、トラブルの多かったところでもあるそうです💦
それが、スマホ上の地図表示で、自分が今いる現在地周辺の
釣り禁止区域などの規制情報がわかるようになりました✨

滋賀県内で釣りを楽しまれる方は、ぜひ、
「遊漁(ゆうぎょ)の電子手帖 FiShiga(フィッシガ)」にアクセスして、
しっかりとルールを確認してくださいね。

そしてみんなで、いつまでも
釣りが楽しめる、豊かな琵琶湖を守っていきましょう🙆