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平和堂マイ・デイリー・ライフ
2024/04/02
今朝は、「ビワコダス 琵琶湖地域環境教育研究会」の
松井さんにお電話をおつなぎしてお聞きしました😄
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4月になって、高校や大学に進学したり、
就職するなどして新たに電車通学・通勤を始めることになった方も多いのではないでしょうか。
そんな中、JRの運行情報を見て気になること、ありませんか?
滋賀県内で、よく電車が遅れたり運休になっている路線がありますよね。
それが、湖西線です!
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松井さんのメモによると、湖西線は今年に入ってすでに11回運休しているそうで、
風の影響を受けやすい湖西線ですが、その風は
「比良おろし」と呼ばれるこの地域特有の風が、原因となっているそうです👀
漁師の間では昔から「3月はやて」と呼ばれていて、
比良山系から琵琶湖に向けて、急に突風が吹いてくることが知られていました!
先ほどご紹介した、年間に湖西線が運休した回数のデータを見てみると、
強風のため運転見合わせとなった月は、2月から4月が多く、
5月から7月にかけては少ないのですが、
8月以降、12月にかけては、また増えていく、という傾向にあるそうです。
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「比良おろし」の強い風が吹く前には、前兆として景色に変化が表れるといいます。
まず、山頂に雲がわきはじめ、帯のような風枕が形成されます。
空は青空なのに、山の上だけ厚い雲がかかっていて
まるで、比良の山々がふとんを被っているように見える雲を「風枕」といいます!
これは、若狭湾の方向から吹いてきた風が、比良山系にぶつかって
上昇したときにできる雲です
この風が、山から吹き降りてくると、雲が一旦消滅するのですが、
降りてきた風が、湖岸や湖上でバウンドしてまた上へ登っていくと、
風下波動による雲が再び湖上に形成されます。
そのため、比良の山に雲が湧き始めると、琵琶湖で漁をしていた漁師たちは
網を捨てて、一目散に港へ帰ったといわれています
空の景色を見て天気の変化を予想する、ということは
アウトドアで楽しむ際にも大事なことですので、
特に湖西の琵琶湖で遊ぶ際には、「山に雲が湧いてきたら、強い風が吹く前兆」
と思って、安全な場所へ移動するなど、
日々の暮らしに昔の人から受けついだ知恵を、生かしてください👌