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平和堂マイデイリーライフ
2020/09/01
日本防災士会 滋賀県支部副支部長で防災士の久保敏彦(くぼ・としひこ)さんが
スタジオに来てくださいました
今日9月1日は「防災の日」です。
1923年の9月1日に関東大震災が発生したことにちなんで、
1960年に、9月1日が「防災の日」と制定されました。
例年ですと、この日の前後に、みなさんがお住まいのまちの自治会であったり、
学校や職場などで「防災訓練」が行われるのですが、
今年は、新型コロナウイルスの感染を防ぐため、
みんなで集合することになる訓練などはほとんど行われないようです。
そうすると、どうしても「防災」に対する意識が薄れてしまう、
ということもあるのではないでしょうか
そこで今朝は、個人や家庭で取り組める「防災」の基本
についてお聞きしました
久保さんは災害が起こったとき、被害を最小限に食い止めるためには
どうしたらいいかという知識や技能を伝える啓発活動に取り組んでいる
「防災士」のお仕事をされています
防災の基本は、まずは自分の命を助ける「自助」、「命を守る行動」を取ることから始まる、ということ、
コロナ禍の中でも、災害が起こったときに自分が命を落とさないようにする対策は、
自分一人からでも始められるので、今日からでもスタートしてほしいとのことです
例えば、一番自分で命を守る行動を取りにくいのは「寝ているとき」
阪神淡路大震災は早朝に発生したため、
寝ている上に家具が倒れてきて命を落とした人が多かったそうです。
それを防ぐために、家具が寝ている場所に倒れてこないようにするなど
寝室の見直しが自助につながるそうです
命を「守る」の次は、命を「つなぐ」ための備えをすることも重要です
食料を備蓄し、すぐに持ち出しやすいように備蓄品をまとめておきましょう!
備蓄食料を購入するときに意識しておきたいこと、
災害時に使える簡易トイレの作り方など、詳しくお話しいただきましたので、
ぜひradikoのタイムフリーでチェックしてください
最近増加している台風や豪雨による「水害」ですが、
地震はいつ起こるかわからないが、水害は予測が可能です。
そのため、台風の進路や気象情報から、災害になるかもしれないと思ったら
72時間前には、非常時に向けた準備を終えて、家から出ない、
または避難所に行く体制を整えておくことが大事です。
そのため、台風発生など災害の可能性が出てきたら、
情報収集からはじめて72時間(3日間)に何をするのか、
自分自身の防災行動計画「マイ・タイムライン」を作っておくことが大切だそう
特に高齢者の方は早めに行動することが「命を守る」ことにつながります。
ぜひみなさんも、今日から、災害に備えて命を守る、つなぐための
自分自身の防災計画を立てて行動を始めてくださいね!