秋の夜長にとける囃子(しゃぎり)の音色~長浜・孔雀山
2019/10/14
台風一過。
被害にあわれた方へ心からのお見舞いを申し上げます。
ALOHA近江三姉妹 次女、おのっちです。
昨夜のラグビーW杯、しびれましたね!!
繰り広げられた熱戦はもちろん、画面に映っていない努力や応援、志、全てに感動しました。
さて、今週ご紹介した長浜曳山まつりにかかせない囃子のみなさん。
長浜では、囃子は「しゃぎり」とよばれています。
曳山まつりは春に開催されますが、実は!秋のこの時期も各山組で毎週練習に励んでいらっしゃるんです。
今回は、孔雀山さんのご好意で、練習風景を見学させていただきました。
孔雀山で今のような形でお稽古がされるようになったのは、平成23年。当時は3~5人程度でしたが、10年足らずでメンバーは38人に増えました。特に、子ども狂言の舞台に上がることの無い女の子たちの活躍が目覚ましく、祭りを支える大きな存在となっています。
篠笛(しのぶえ)、締太鼓(しめだいこ)、摺り鉦(すりがね)、鋲打太鼓(びょううちだいこ)によって構成されているしゃぎりは、曳山の移動や狂言の合間に演奏されます。指南されている島上さんによりますと、学校で習わない和太鼓の音階やリズム、息の吹き方など独特のものですが、大人よりも子供たちの方が早く身に付けやすいそうです。
何より、毎週1回の練習を友達とできるのが楽しい!と通っている子供たちが多く、島上さんや世話役さんたちの励みになっています。
明日、10月15日は長濱八幡宮の秋の大祭に伴う神輿勧業が行われます。
大神様をはやし立ててお送りする大役を、全山組のしゃぎりのみんなが担います。
私も昨年、伺いましたが、4月に行われる曳山祭りとはまた違った雰囲気でとても素敵でした
(全て2018年に御旅所にて撮影)
秋の澄んだ空気と静けさの中、提灯のあかりとともに響くしゃぎりの音をぜひ、お楽しみください
※秋の曳山巡行が、11月3日(祝)に延期されました。
動く曳山としゃぎりを観るビックチャンス!お見逃しなく
詳しくは、曳山博物館まで