公式ブログ
平和堂マイ・デイリー・ライフ
2022/08/09
今日は、琵琶湖博物館の学芸員、松岡由子さんに
お電話をおつなぎして、遠くの湖からきた、
世界唯一のめずらしい生き物「バイカルアザラシ」について、
お電話でお話をお伺いしました😊☎
*
琵琶湖博物館は、2020年に、
3期にわたったリニューアル工事を終えてグランドオープンしました。
バイカルアザラシは、1期目のリニューアルの時
新しく琵琶湖博物館に入ってきた生き物です✨
*
バイカルアザラシの生息地は、
ロシア南東部の内陸奥深くに「バイカル湖」という湖です!
地図で見ると、細長い、カタカナの「ノ」のような形の湖ですが、
東西の幅が最大80キロメートル、そして南北に680キロメートルもある
アジア最大の湖なんです🙆
世界で唯一、淡水の湖に生きる、
海を知らない、とても珍しいアザラシです!
*
海にいるアザラシとあまり大きな違いはないそうですが、
特徴的なのは、目がとても大きいこと、
日本近海で見られるアザラシに比べると、体は小さめですが、
まんまるとした体型で、体脂肪率が高いこと、などの違いがあります🙌
*
海のアザラシにくらべて目が大きくなっているのは、
バイカルアザラシの住んでいるバイカル湖は、一番深いところでは
水深1700メートルもある、とても深い湖なんだそうです。(琵琶湖は一番深いところでも約100メートル)
そのため、バイカルアザラシは水に潜るのがとても得意で、
200メートルから300メートルの深さまで潜って、魚をとるといわれています
*
そんなに深いところには、太陽の光は届かないため
暗い水の中でもよく見えるように、
目が大きく発達していったのではないか、と考えられています
また、バイカル湖のある地域はとても寒く、湖も一年の半分は氷に覆われています。
バイカルアザラシの体が丸く、体脂肪率が高いのは、その寒さに適応したためなんだそうです!
*
また、自然界では水中にいるバイカルアザラシですが、
琵琶湖博物館で飼育されている環境では、陸に上がって寝ていることも多いので
朝には、陸に上がって体が乾いた状態で、全身の毛がフワッとした
ちょっと珍しい姿が見られるんだそうです。
午前中の早い時間帯に来てもらうと、毛がフワッとした姿が見られるかもしれません!🤗
*
アシカやラッコなどと違いがよくわからない!という人にも
わかりやすく、アザラシという生き物についてお話ししていただけるので、
ぜひ、バイカルアザラシに会いに、琵琶湖博物館へ遊びに来てください🐟
*
琵琶湖博物館は、新型コロナウイルス感染対策のため、事前予約制となっています。
個人や19人までのグループは、琵琶湖博物館のホームページから予約ができるようになってますので、
見学したい!という方はぜひ予約をなさってくださいね。
https://www.biwahaku.jp/