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平和堂マイ・デイリー・ライフ
2023/07/04
そこで今日は、
三井寺の執事・小林さんに
お電話をおつなぎして、お話をお伺いしました😊☎
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みなさんは、ユネスコの選定する「世界遺産」は、ご存知ですよね?
歴史的な建造物や文化財などが選ばれるものですが、
このほかにも、ユネスコが歴史的に重要な意味を持つとして、選定しているものがあります。
その一つが「世界の記憶」です📝
古文書や書物など歴史的な記録物を、
人類にとって重要な歴史遺産として選定するもので、
これまでには、「グリム童話」や「アンネの日記」などが登録されています。
そしてこのほど、大津市の三井寺に伝わる古文書が、
この「世界の記憶」に登録されることになりました🎊
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このほどユネスコの「世界の記憶」に登録されたのは、
三井寺が所有している、47点の国宝の文書と、
東京国立博物館が所蔵している、9点の国宝、あわせて56件です。
これが「智証大師円珍関係文書典籍 日本・中国の文化交流史」として登録されました🙆
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智証大師円珍(ちしょうだいじえんちん)は、三井寺の開祖です。
今から1000年以上前に、中国に渡って、
仏教の経典をたくさん持ち帰ったと伝えられています。
この持ち帰った文書ももちろん貴重なものなのですが、
一番注目していただきたいのは、「過所」と呼ばれる文書です。
この当時、唐の国に入るための入国許可証、今でいうパスポートやビザのような公文書が、残っているんです🙌
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仏教の経典を持ち帰り、日本の仏教の発展に寄与したということは、
日本にとって重要なことですが、それだけでなく、
当時の日本と中国の間で、海外渡航や郵便のシステムができあがり、
交流してきた文化がわかる資料として国際的にも価値がある、ということが認められ、
「世界の記憶」に登録されることとなりました🌏
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そして、今日7月4日から7月30日まで、
大津市歴史博物館のミニ企画展
「三井寺の唐時代のパスポート」が開催されており、
今回、「世界の記憶」に登録された文書の一部をご覧いただくことができます😄
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また、7月27日(水)午後2時から、
大津市の「コラボしが21」で開かれる、滋賀県文化財講座で、
園城寺の福家俊彦長吏が、円珍の足跡などを紹介する予定となっています。
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この機会に、ぜひ、三井寺の歴史とともに、
1100年前の日本と中国の人々のいきいきとした
交流の様子に触れてみてはいかがでしょうか?💁