国友鉄砲ミュージアムへドライブ!

2020/03/15


今週のドライブマイカーは、戦国の世を変える引き金ともなった、長浜市国友町の「国友鉄砲ミュージアム」を、私ケイミーがレポートしました♪

おおー足元にも♪

大展示室には、大小あわせ50挺あまりの火縄銃が壁にズラリ、圧巻!

お話を伺った、館長の吉田一郎さん(左)と、国友鉄砲研究会会長の廣瀬一實さん。

ポルトガルから初めて種子島に火縄銃(鉄砲)が伝えられたのが1543年。
その翌年にはもう、足利将軍の命によって国友で生産が始まりました。
ネジを切る方法など工夫を重ね、堺と並ぶ大産地となった国友、最盛期には70軒500人を超す職人さんがいたんだそうです!
ひとくちに火縄銃といっても、重さや大きさなど、さまざまあるんですね~



足軽がもつのは玉につかう丸い鉛が2匁・口径11mmの細筒。
ハンドボール大の口径100匁の大筒も現存、2.4km先まで飛んだそうです!
「鉄は熱いうちに打て」
とんてんかん、とリズミカルに鉄を打つ鉄砲鍛冶

火縄銃を実際に手にもつこともできます。これが重いのなんの!

銃口をのぞくと、中はとてもつるつるなめらか。

鍛冶師、銃床やを作る台師、引き金や火蓋(ひぶた)などの作る金具師の分業、それぞれに職人さんの個性や工夫がみられます。
この技術が、のちに長浜曳山祭の山車や仏壇の絢爛豪華なかざりに活かされたのだそう。
技術の高さがうかがえますね♪
開催中の企画展「国友村鉄砲展」では、
大河ドラマ「麒麟がくる」で重兵衛(長谷川博巳さん)が使った鉄砲も展示。

色々な映画やドラマに鉄砲は登場していますが、分解して見せたのは今回が初めてなんですって!
この鉄砲の提供と指導を行ったのが、国友鉄砲研究会の会長、廣瀬一實(ひろせ・かずみ)さん

国友鉄砲研究会は、国友在住のみなさんで国友の鉄砲の歴史を学びながら、「能冨流砲術」(のうとうりゅう・ほうじゅつ)と名付けた、砲術を研究していらっしゃいます。
「ただ打つだけ、音がするだけではだめ。
心・技・体が大切。修理も砲術も、心がなければ、技がなければ、健康でなければいけない」 (by 廣瀬さん)
私も何度か、国友鉄砲研究会の火縄銃演武を拝見したことがあります。
まるで茶の湯の作法のように、手順を守りながら、とても厳かな雰囲気で行われるのが印象的でした。
おみやげに、缶バッジをゲット♪

この国友町は、日本で最初の実用空気銃や反射望遠鏡など数々の発明で「東洋のエジソン」と呼ばれる、江戸時代の発明家「国友一貫斎」の生地。

(反射望遠鏡))
町内には一貫斎の生家があり、ミュージアムでもその発明の一環を垣間見ることができます♪

(一貫斎がモデルの「星を見る少年」
国友一貫斎 についてはコチラ
国友鉄砲ミュージアム
ツイッター => @kunitomoteppo
facebook => 国友鉄砲ミュージアム
長浜市国友町534 
アクセス: 北陸自動車道長浜ICから車で5分 ※標識は旧名「国友鉄砲の里資料館」
開館時間: 午前9時~午後5時 (年末年始をのぞき年中無休)
入館料 : 一般300円 小中学生150円
電話 0749-62-1250